トップページ > 村の資料【伊是名の小説】 > 屋部の土帝君
字諸見から千原平野にさしかゝろうとする右の方小高い松林の中に、屋部盆地を前にして土帝君の祠がある。これはヤーウのフトゥキーとも言い、字勢理客の土帝君と共に中国の康煕年間に(今から370年位前)に、進貢船の村出身乗組員が勧請して来て祀ったもの。親子(子二体)の像が安置されている。始めのころは木製だったものを後に大理石の像に改められた。こゝの例祭はトウトクまつりといゝ毎年旧暦2月2日に行われる。供え物は豚の頭一頭分、豚肉33斤、山羊肉骨付きのまゝ一頭分、餅、生きた雄鳥、小魚、カニ、エビ等供えて豊作を祈願するが、この時は女人禁制、男子だけに限られる。供え物や33回の礼拝など満州で行われるまつりの要領と全く同じであると、東大の窪教授は話していた。又毎月旧暦1日,15日はお茶とウブク(湯呑碗に銀飯を盛ったもの)を供え礼拝するが、このお茶とウブクの取り扱いは男子か、生理現象の全くなくなった女子で、不浄を寄せ付けない厳しさがある。更に雨の前ぶれとして仏さまは全身汗ビショになる。
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村の人口 [計1451人] | |
男 | 771人 |
女 | 680人 |
世帯数 | 788戸 |
(平成30年8月31日現在)